正しい爪の切り方と爪切りの選び方(爪の健康を守るためのポイント)

正しい爪の切り方を知ることは、巻き爪のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。間違った爪切りをしてしまうと、痛みや出血を引き起こし、症状が悪化する可能性があります。また、爪の長さや形を適切に保つことで、多くのトラブルを未然に防ぐことができきます。ここでは、正しい爪の切り方と爪切りの選び方についてご紹介します。

 

まず、爪切りのタイプについてです。一般的には「平型(コテ型)爪切り」と「ニッパー型爪切り」の2つがあります。医療機関では主にニッパー型爪切りが使われており、硬くて厚い爪でも切ることができます。しかし、ご家庭では平型爪切りがよくしようされています。爪切りには直線刃とカーブ刃の2つの形状もありますが、足の爪を切る場合は直線刃の方が適しています。

 

次に、爪の形についてです。足の爪の理想的な形は「スクエアオフカット」と呼ばれる四角形に少し丸みを持たせた形です。爪切りでまっすぐに切った後、両橋の角を少し落とすようにします。爪の先の白い部分(遊離縁)は残しておいて構いません。ただし、深爪やバイアスカット(斜めに深く切ること)は避けるべきです。これらの切り方は陥入爪の原因になるだけでなく、爪の変形も引き起こす可能性があります。

 

爪を切る際のポイントは以下の3つです。まず、爪と刃の位置関係をしっかり確認しながら切りましょう。周囲の皮膚を誤って切ってしまわないように注意しましょう。次に、刃先を使って少しずつ切ることが重要です。一度に大きく切ろうとすると爪が思わぬ方向に割れてしまう可能性があります。最後に、切り残した部分がないように、最後まできちんと切ることを心掛けましょう。切り残した爪はとがっているため、皮膚を傷つける原因となります。

 

さらに、爪の伸びる速さにも個人差があります。一般的な目安として、手の爪は1ヶ月で約3.5mm伸びますが、足の親指の爪は約1.6mmと手よりも遅いペースです。爪の伸びるスピードは季節によっても異なり、夏に最も早く、冬には遅くなる傾向があります。常に爪の長さをチェックし、適切な長さに整えておくことが大切です。

 

正しい爪の切り方と爪切りの選び方を守ることで、爪の健康を維持することができます。定期的な爪のケアは巻き爪やその他のトラブルを予防し、快適な足元を保つために必要です。是非、これらのポイントを参考にして、正しい爪のケアを実践してください。

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