巻き爪の原因は遺伝だけじゃない！環境と病的要因にも注意

遺伝以外の要因も含めて、巻き爪について理解してみましょう。

巻き爪について、遺伝が影響するのか気になる方もいらっしゃるかもしれません。

「巻き爪が遺伝するって本当？」「遺伝以外で巻き爪になることはある？」という疑問にお答えします。

実は、巻き爪自体は遺伝しませんが、巻き爪になる要因には遺伝以外にも環境的な要素や病的な要素が影響しているのです。

まず、足の形や幅、長さは遺伝によって決定される部分であり、骨の形次第で歩き方に癖が生まれ、巻き爪になる可能性があるのです。

また、爪は足先の骨の上部に位置しており、末節骨の大きさや長さにも遺伝によって影響を受けます。

そのため、生まれつきの爪の形次第で巻き爪が引き起こされやすくなるのです。

さらに、爪の質も遺伝によって変化します。

爪が薄すぎたり柔らかすぎたりすると、外からの圧力によって爪が変形し、巻き爪になる可能性が高まります。

また、肥満ややせ形などの体格も遺伝によって影響され、足先にかかる圧力が大きくなり巻き爪を引き起こすこともあります。

遺伝以外が原因の巻き爪

環境的要因としては、以下のような要素が考えられます。

・間違った爪切りを行うこと

・足に合わない靴を履くこと

・不適切な靴の履き方をすること

・歩く量が少ないこと

・歩き方に問題があること

・爪が乾燥していること

深爪やとがった爪など、適切でない爪切りを行うと爪が変形する原因になります。

また、靴の選び方や履き方、歩き方に問題があると爪に適度な負担がかかり、巻き爪を引き起こしてしまうこともあります。

さらに、爪の乾燥も巻き爪の原因となり得ます。

病的要因として以下のようなものが考えられます。

・扁平足

・外反母趾

・爪白癬（爪水虫）

・外骨腫

これらの足の疾患によっても、足の変形が生じ、正しい歩き方ができずに足先に負担がかかってしまうため、巻き爪が発生する可能性があります。

巻き爪そのものは遺伝しないものの、巻き爪を引き起こす要因には遺伝的要素も含まれます。

遺伝によって巻き爪になりやすい体質の場合、普段の生活習慣を見直すことが予防につながります。

巻き爪の予防には、適切な爪切りや靴の選び方、歩き方に気をつけることが大切です。

もし巻き爪に悩んでいる方は、専門治療院に相談することで適切な治療法が見つかるかもしれません。